2010年7月5日 終りの季節

 先週金曜日の銀月攻城戦は、旧対アルティメット同盟軍が奪回を試みるも、城門にて撃退されるという結果となった。それは圧倒的多数の支援ギルドを伴っての攻撃であったが、従軍兵士のすべてを失い帰還することとなった。
 これを見て少し風向きが変わりかけてきたのかと思うのは、私だけではないだろう。そこで久しぶりにサイクル分析をしてみたいとおもう。前回の分析では、1月15日の特務連合機関の銀月占領を持って第一紀が終わり、第二紀が始まったと仮定した。今から振り返ってみてもこれに消極的な根拠は見当たらない。よってそこから第二紀が始まったと考えると、セオリーでは第一紀と同じ時間、つまり7ヶ月(相場の世界では最重要サイクル期間と知られている424日の約半分に相当)が第二紀であったとおもわれる。そして来月8月の中旬から次のサイクル、第3紀がはじまることになる。その時期の出来事には特に注目したい。
 さて第二紀は第一紀の繁栄を超えることがなかったため、独立したサイクルではなく、ハーフサイクルと考えられる。つまり第一紀と第二紀を合わせて1メジャーサイクルとなり、その後半の第二紀は長い事後処理の期間、新秩序の模索、構築期間であったと考えられる。逆にいえばそれほど第一紀の与えたインパクトは大きかったのであろう。そしてそれを消化するために第二紀が必要であったかもしれない。

 さて直近の出来事といえば、Saerumサービス開始からちょうど一年のアニバーサリーデイに、銀月が占領されているのが目につく。そして二週間後に防衛が果たされたこと(1月の時は銀河陣営により奪回された)を考えると、新たな潮流の兆しの確かさを感じる。
 しかしこれはサイクルの最後にみられる戻りであろう、そしてここから第三紀がはじまるまで、そのお膳立てをすべくますますギルドの改変、引退、脱退などが進めらていくであろう。奇しくも新地域への移住が開始される時にぶつかっており、人口の流出が懸念される中で第3紀を迎えることとなる。
 さてこの記事を書いている最中、衝撃的なニュースが入ってきた。銀河帝国のギルマスであった宮廷騎士団氏がギルドを脱退したというのである。これもまたサイクルの終わりを象徴するような出来事ではあるが、第一次世界大戦を通して銀河帝国のみならず同盟ギルドを主導してきた功績は、陣営問わず認めるところであろう。また大戦後も精力的に活動してきた英雄であった。
 サイクルが終わる今、その他の多くの英雄が去るであろう。しかしこれは避けられない。あの中つ国の紀の終わりにあたっては英雄は次のような言葉を残している。おそらくこれに似た想いがあるであろう。

 「わしの時は終わったのじゃよ。ことを正すことも、あるいはみなに力を貸してそうさせることも、もはやわしの任務ではないのじゃ。」(ガンダルフ)

 「(あんなに尽くしなすったというのに)だがわたしの受けた傷は深すぎたんだよ...つまり誰かがそのものを放棄し、失わなければならないのだ。」(フロド)

 以上指輪物語(旧訳)より瀬田貞二訳

 この終りの季節に去るすべての英雄諸氏に敬意を表し、この歌を想う



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