2009年10月18日 「光の城」攻城戦はじまる

 昨日、ヤマ平原にある伝説の「光の城」にて大規模な攻城戦が行われた。夜に入るとSaerum地域に不思議な回廊が出現。それを通って数多のエースがはせ参じた。参加者の話によるとおよそ8分ほどで到着したという。そして城を占拠していた悪魔族を、各軍は圧倒的な戦力で撃破した。
 そして東西からそれぞれ進入を果たしたアルティメットと銀河連合の2大ギルド軍は、空となった城内において激突した。その結果は周知のとおり、銀河連合とその支援軍が勝利して「光の城」の占領を果たした。実際には、衝突前にアルティメット軍には撤退指示が出ており、ギルマスが殿(しんがり)となって残った他は、ほとんどがSaerum地域に戻っていたようである。
 さて、初の攻城戦であったこともあり様々なトラブルが発生した。特に多かったのが一般ギルドメンバーよる主力軍への参加申請である。事(こと)の重要性に対して、申請手続きが簡単に受理されるため、興味本位からの誤った申請とそのキャンセルが多数のギルドで相次いだ。また攻城戦開始においては、遅れて参加した者が、すでに占拠を果たした城門にいる味方軍をよく視認せずに突入、その結果同士打ちとなって多くの犠牲者がでてしまった。
 今回各ギルドは攻城戦の支援先をめぐって、世界大戦中の最中ともあいなって、非常に頭を悩ましたようである。アルティメット、銀河連合の各支援ギルド数は、受付締め切りの数時間前から均衡がくずれ、やや雪崩式に銀河連合優勢へと傾いたようである。短期的な優劣感で態度を決める、このような浮動ギルドの動きが重要な役割を果たしているとなると、攻城戦は実際にやってみないとわからない面が多分にあるといえよう。
 この攻城戦の結果は、通常の戦況に何らかの形で影響することが予想されるが、そんな中、アルティメット公示で「10/4 In・Paradisum殿が当陣営側として、敵対勢力と開戦。」とあるように、これまでアルティメット側で大戦に参戦し、主に南東連合と戦争中のギルドIn・Paradisumが、当初アルティメット支援軍として名を連ねていたのにも関わらず、締め切り数時間前に銀河連合に移ってそのまま参戦したという事態が確認されている。
 このような日和見ギルド、裏切りギルドは今後も出てくるとおもわれるが、各陣営ともその対応には苦慮するだろう。特に今回のようにこれまで戦争していた敵が同じ陣営に入る場合、損害を受けた者にとっては受け入れがたいものがあるはずである。過去にこのパターンでギルド内関係、同盟関係に影響したケースは少なくない。今回の件に関してアルティメットはもちろんだが、銀河帝国側による処遇も注目される。