2009年11月9日 (余談)サイクル論とSaerum地域

 いつもとはがらっと趣向を変えて、景気分析などで使われるサイクル論とからめてSaerum地域の展開を考えてみよう。攻城戦記事で「過疎化」の話題を書いたが、この「過疎化」という言葉を目にしたのは10月末だった。しかしこの時点で当面の底を打ったとひそかに確信した。
 確かに世界大戦の一時の盛り上がりと熱気を知るものにとっては、現状は大部落ち着いているとはいえよう。しかし市場動向や戦況をみるかぎり、決して世界大戦前の状態に戻っているとはおもわれない。人は一時の興奮を経験しそれが去るとその分、下方向を見やすくなる。そしてその極値が「過疎化」という表現といえよう。昨今の金融危機でも書店に「恐慌本」が並んだときが当面の底になったことと同じである。

 さてSaerum地域がオープンしたのは2009年6月18日である。その42日目(以降でてくる数値の由来、意味については省略します)が7月30日となる。少し前にオンラインゲームサイトでの記事が話題になってしばらく後の頃であり、ここから上昇第2波がはじまったといえよう。62日目は8月19日である。世界大戦の元凶であるAmazingGrace(現ダークサイド)の暴れん坊ぶりがピークの頃であろう。このあとアルティメットとの緊張がはじまっていき、81日目の9月7日より再度上昇を開始し、第一次世界大戦が勃発した。
 通常の短期サイクルだとそこから33日目または42日目でいったん天井をみるのだが、今回もそうだったようである。そしてこれが上昇の最終波となり、その後131日目の10月27日まで調整波動に入ることとなる。これはちょうどスルーされた「光の城」防衛戦の週であり、個人やギルド内の整理が進んだはずである。
 さてこの後ではあるが、162日目の11月27日に向けて行き過ぎた調整の戻しを試すとおもわれるが、そのあとは再び調整局面となり、6月18日から始まった1サイクルを終えるとおもわれる。ただこのことは新たなサイクルのはじまりを意味しており、Saerum地域の更なる盛り上がりに期待したい。